大阪北摂の結婚相談所セルマンです。
「知人友人の結婚を耳にすると自分もそろそろ結婚を意識するように」
「仕事や好きなことをして気が付いたらこの歳に」
「これから1人でずっといると不安になってきた」
「結婚をしてカワイイ子供を授かりたい」
と思ってはいるけど、結婚する相手と出会う機会もなく….
そのような理由で婚活サービスを探す中で結婚相談所での出会いを検討されている方は多いと思います。結婚相談所では早くに結婚相手と出会うことができやすい環境が整っているので、ご自身の持つ婚活の悩みや不安も軽減でき、カウンセラーのサポートもあるので安心して出会う事ができるメリットがあります。
ですが実際に婚活を進めてみると、自分の思っていた出会いに対するイメージが違う事などがきっかけで、お見合いをする事だけにに注力するケースがあります。お見合いは交際状況に応じてテンポ良く行うのが好ましいのですが、お見合い回数が多くなると様々なリクスが伴ってきます。
実際にこの事を知らない方もおられますし、その事を知らずにサポートをする相談所もあるかも知れません。焦ってしまって出会えない」「急いで遠回りする」なんてしたくないですよね。そこで今回は、お見合い回数が多くなることで訪れてくるリスクとその対処法などを、お伝えいたします。セルマンのサポート事例や入会する会員さまが失敗をした事例を基にお伝えさせていただきます。
●成婚する人はどれくらいのお見合い回数をしているの?
まずはIBJ日本結婚相談所連盟が毎年発表する成婚白書では、成婚しやすい方のお見合い回数データが発表されています。
(成婚白書とは。成婚者9978名の活動データを分析し典型的な成婚者像を割り出しています。※2022年度版より)
このグラフにあるように男性女性ともに、成婚しやすい方は10回以内のお見合いをされている方が最も多くいます。このデータを見たあなたは、お見合い回数が少ないと思いますか。
●お見合いを組みすぎる事で訪れてくるリスク
1か月でスムーズにお見合いを進めることができる、おおよその最大回数は4〜5回程度までです。
土日祝がお休みの場合1か月に8日お休みがあるとして、お見合いを毎週1回したとしても単純計算で月4回、お見合い以外にもプライベートの予定などもあると思います。仮に4回お見合いをして、その中から2名の方とプレ交際に進むとなると、お見合い日×4日、交際デート×2日になり月の中で6日間は、お見合いや交際に費やす形となります。
・短期間でお見合い回数を詰めすぎると、誰とどんな話しをしたかわからなくなる
実際にセルマンでも会員さまのお見合いを1日に2組でスケジュールをすることで、お見合い回数を多くできるように対応することもあります。その場合、会員さまには「見合い相手とどんな話しをしたか」を忘れないようにしてくださいとお伝えしています。
交際に進展した時に交際相手とお見合い時にどんな話しをしたか、がわからなくなるとファーストデート時での会話に自信が持てなくなり、よそよそしい態度としてあらわれてしまします。交際相手からすると「私といるとつまらないの?」「この人なんだか違和感を感じてしまう」となってしまい、せっかくの交際が前に進まなくなってしまうこともあります。
・違う人とした会話をしてしまう
前にご紹介した、誰とどんな話しをしたかわからなくなる、に続くことですが短期間で多くの方とお見合いをして、交際になると違う人と話した事を話してしまうリスクがあります。
そんな話しを耳にしてしまうと「自分はそんな話しをしていない」と同時に「違う人と話したことを言ってる」と判断してしまいます。話した側も話しをした瞬間に「しまった」となってしまい一気に気まずい雰囲気になってしまいます。
交際デートの報告で、このようなことをきっかけに交際終了を判断するケースもあるので注意が必要です。
・お見合いを組みすぎるとプレ交際のファーストデートが決まりにくくなる
お見合いをしてお互いに、また会ってみたい、となればプレ交際に進みます。お見合いからファーストデートまでの期間はできるだけ早いのが望ましいのですが、お見合いの予定がギッチリ入っていたり、プライベートの予定などがありファーストデートの日程が決まらなかったりすると、お相手も本人もトーンが下がりがちになります。ファーストデートの日程が決まったとしても、デートをするのが面倒と感じてしまうようになります。
このブログをご覧いただいている方の中には、お見合いをした後にデートをすればいいのでは、そう思うかも知れませんが、実際にお見合いをすると気疲れしてしまいます。また1日の中で2つのスケジュールを組む中で、お見合いをした後、デートの待ち合わせの時間までを過ごすのが面倒だったり、お見合いをして一回自宅に戻って着替えてから出かけるは億劫に感じてしまうものひとつです。
実際に活動をする会員さまが1日の中でお見合いとデートをスケジュールする方はいないのが現状です。
・お見合い日程調整がスムーズに進まなくなる事で、相手からの印象が悪くなる
お見合いが成立する中で、お見合いの日程調整が進みにくいケースを見受けます。
お相手の方からの日程の連絡が遅かったり、日程掲示がピンポイント過ぎたりすると相手からは「他の方とのお見合いがたくさんあるの?」と印象付けられてしまいます。
お見合い前に相手からネガティブに思われてしまわれてしまうと“お断り前提でのお見合い”となってしまう恐れもあります。
●結婚相談所で活動をするとこんな勘違いを起してしまう
結婚相談所での活動メリットとしてあるのが、相手を条件で選ぶことができる、仕組みとルールで出会うことが挙げられます。IBJのシステムでは、年齢や身長などの身体的なスペックや、学歴、職業、年収などの能力的なことなど細かな条件をファイルタリングをして検索することができます。
また、プレ交際では複数の方と同時交際をするこたができたり、交際のお断りも担当するカウンセラーにお断りの意思表示をすることで、直接相手に伝えなくても交際終了をすることができます。そのため結婚相談所での出会いが自分主義になりがちになってしまいます。
・多くの人の中から選んで決めたい
人は何かを決めるとき、多くの中から選びたい、と言う気持ちがあります。結婚相手に対しても同じで、多くの異性の中から自分に合った人と出会いたいのは誰もが思うもです。
でも実際には同時で交際する人も限りがありますし、相手も気持ちがある人間です。よくある例として、お断りをしたけど今になって、お見合いをお断りしたあの人が良かった、交際終了をしたあの人が良かった、の感情は出てきます。ですが婚活の時計の針は止まってはくれません。既にその方には交際をしている方がいたり、既にあなたから気持ちが離れてしまっています。
セルマンでも過去に何度か会員さまからこのようなご相談を受け、お相手側にお話しを持って行くこともありますが、会員さまの気持ちは他の方に向いているケースがほとんどです。また逆にお相手側より同じようなご相談を受け、会員に持ち掛け実際に交際に進みましたがすぐに交際終了となってしまったこともあります。
多くの中から選ぶメリットがりますが、考え方を間違えてしまうとご縁の機会を損ねてしまう事にも繋がってしまう恐れもあります。
・結婚相談所での本当の目的がわからなくなる
お見合いを多くする期間が長くなると、自分の気持ちがだんだんとわからなくなってしまうこともあります。
お見合いも慣れが生じる事で、新鮮さもなくなり活動当初なら気持ちが高くなる相手に対しても、感情の芽生えが出にくくなってきます。交際においても慣れすぎると、異性の方のリアクションを見るうちに、前の方もこんな感じだった、と判断してしまい自分からの歩み寄りもしなくなるようになります。でも本人は出会いに対して前向きで、コンスタントにお見合いをして行く気持ちはあります。
結婚相談所で活動をする目的は、素敵な方と出会い互いに結婚を約束し成婚することです。お見合いをすることが目的となってしまいまうと婚活迷子になってしまいます。短期成婚や期限を決めて活動をするのは悪いことではないですが、そこにベクトルが向き過ぎると結果遠回りすることもあるので注意が必要です。
・複数交際をするデメリットが浮き彫りになる
お見合いをした相手とは仮交際(プレ交際)に進みますが、プレ交際中は他の方とお見合いをしたり交際をすることもできます。プレ交際は交際相手がお相手がどのようなお人柄なのか
どんな価値観を持っているのかなどに触れて行くシーンにおいて、同時に他の方とも交際をする事で客観的に相手を見ることができます。でも、この複数交際には大きな落とし穴があるんです。
それは相手も同じように複数の方と交際をしていることです。あなたが相手のことを見て判断しているようで、相手からもあなたのことを見ているのです。相手をじっくりと見てから真剣交際に進もうと思っていると、その相手はあなたよりも後にお見合いをしてプレ交際に進んだ相手と真剣交際に進まれてしまうことだってあります。
ようやく相手に対して気を開いた途端に交際終了となるのはショックが大きいです。また先にも紹介したように、プレ交際で違う人とした話しをてしまう事で、相手の気持ちが一気に冷めてしまうこともあります。この人とだったら結婚をしても上手く行きそうなのにと思った途端の交際終了は避けたいものです。
●そのようにならないために必要はアクション
ここまでご紹介をしたお見合いをたくさんする事で訪れてくるデメリットにならないように、結婚相談所での活動をする上でおさえておきたい
ポイントと必要なアクションとして、
・1つひとつのご縁を大切に扱う
・お見合いだけではわからない事はたくさんある
お見合いを多くすると、この2つことが置き去りになってしまいます。成婚するためにも必ずと言っておさえておきたいポイントでもあります。
お見合い回数が増え、このお見合いの後にもまだまだお見合いが待っている、と感じることで、余裕から生まれる気の大きさに似た感情が自分の中で出てきます。お相手も何回もお見合いをしています。相手もあなたの態度を敏感にキャッチしています。出会いのご縁の大切さをおろそかにしてしまうことで、相手に対してほんとうにあなたではない印象を与えてしまったりすることもあります。
あと、お見合いはその方のプロフィールから感じ取る雰囲気と違っていないかなどを確認する機会でもあります。お見合いをして交際をするかしないか、と悩むのならもう1度会ってみるのが正解なのです。1時間で相手のことはわかりにくいものです。
・結婚相談所で成婚をするすべての方にある共通項
ここまで長くいろんな事をご紹介してきましたが、極論としてこの事を念頭に結婚相談所でご縁に触れていくことができれば、無駄にお見合い回数を増やそうとは思わなくなるはずです。
結婚相談所で成婚をするすべての方は、相手から選ばれて成婚しています。自分が相手を選んでいる以上に、相手からはあなたの人柄や価値観を見て判断されているんです。
このブログをご覧いただいている方は少し嫌に感じるかも知れませんがこの質問に答えることってできますか。
「あなたが相手から選ばれる理由って何ですか」
●セルマンで行っているサポート
・入会前カウンセリングで詳しくご説明しています
結婚相談所セルマンの特徴やサポート内容などをお伝えするのと併せて、ここでご紹介する事もですが、婚活疲れになってしまうアクションなどもご説明しています。また、活動をする会員さまのサポートでは、会員さまに合わせたお見合い頻度のご提案と、活動スタート時にスムーズなお見合いができる進め方をお伝えしています。
●まとめ
出会いを求める相手に対する理想像を持つことは必要ですが、あれもこれもと条件を持ち過ぎてしまうと、お見合いをしても「私にはもっといい人がいるかも」と強く感じてしまうようになります。そうなると数多くの人と会うというパターンを選んでしまいます。
1つひとつの出会いに対して丁寧に接していくことはとても大切です。もし今お見合いをし過ぎて疲れているのなら、お見合いの頻度を少なくするか、一定期間休んでみるのも一つの方法です。本来の自分に戻ってあらためてお見合いをすると、素敵な出会いのボールをキャッチできるはずです。
結婚相談所には、あなたと出会うことを待っている人が必ずいます。出会いに対して焦りを持つ過ぎずに結婚相談所で素敵なご縁に触れていきましょう。
結婚相談所セルマン代表の中西です。婚活サポートから得たフィードバックを基に独自の目線でブログを書いています。このブログをご覧頂いた方が、これから訪れる出会いのシーンで役立ってもらえたら嬉しいです。