大阪北摂の結婚相談所セルマンです。
人は出会った人とお見合いから交際に進むうちに、相手に対して抱く印象に「良いところ」「良くないところ」といったものがでてくるようになります。この「良いところ」と「良くないところ」のバランスで、良いところが際立っていれば、良くないところがあってもその方に対する印象は良いものになるはずです。また、その反対に、良くないところが目立つと、良いところがあったとしても、印象は悪いものになると言うのは皆さん理解されていると思います。
知人レベルの関係性であれば、悪い面が目立つ人とは付き合わない、距離を置くといった対処方がありますが、仲の良い友人や会社の上司や同僚となれば、距離の置き方や付き合い方も対処するに苦労しますよね。ましてや恋愛関係にあれば、好きや情があると、さらに辛いものになると思います。
さらに毎日の生活を共にする結婚相手にに対して、悪い面が目立つようになると、夫婦関係は悪くなりますし、最悪の場合は離婚と言う型で終わりを迎えてしまうのは容易に想像できるはずです。
このブログをご覧頂いている、出会いに期待を持たれている方は、自分と会う人と出会えるだろうか?と言った漠然とした不安は誰にでもあると思います。また、現在活動をしている人の中にはお見合いや交際で出会った相手のイヤな部分が目についてしまい上手く交際が進もなくなった経験をしていませんか。相手に対してゆるない自分の事がイヤになり傷付いてしまっていませんか。
今回はそんな方に出会った相手の嫌な面が許せるようになるある一つの方法をお伝えしたいと思います。
⚫︎誰にでも良い面もあれば悪い面もある
文頭にも書いたように大前提として人間誰にでも、良いところ、悪いところは誰にでもあります。人がそれぞれ持つ長所短所のバランスが個性として表現されるのでしょう。
婚活をして出会った相手に対して誰もが良いところと悪いところが見えてきます。それをどう捉えるかはその人それぞれにセンサーのようなものがあり、あまり反応しない人もいれば、過敏に反応する人もいます。もちろん過敏に反応する人は少しでも相手の悪いところが見えるとすべてを受け入れられなくなります。お見合いから交際に進んだステージでは過敏に反応する方は早くに交際終了の判断を下します。
結婚相談所での交際期間も決まっていて、ズルズルと交際できないので価値観の違いや相手に対して違和感を感じれば、早いタイミングで交際終了の判断をするのは、相手の為にも悪くはないのですが、交際終了のジャッジを下すのが早すぎる方が中にはおられます。
また成婚に対して焦る気持ちが大きい方も同じ傾向にあり、お見合い→交際→交際終了→お見合いが高速回転してしまいます。
このループに入ると、結婚相談所の目的である成婚をするがお見合いをする、にすり変わってしまいます。また自分にはどんな人と結婚したいのかもわからなくなり、お見合いと交換だけが短期間で何回も続くこと婚活疲れにも繋がってしまいます。
⚫︎人に対する評価は悪い面ばかりフォーカスされてしまいがち
人は誰でも相手の事が少しづつわかるようになると、その人の持つ思考や行動の癖が見えてきます。
その方が持つ短所のところに目が付くようになり少づつ違和感を抱くようになると、自分の抱く違和感に間違えがないかを確かめるように、その人に対して無意識にその違和感をさらに見ようとしてしまいます。その人に対する短所を知るとその短所がズームアップしたように、その短所が大きく見えてしまうこともあります。
相手を嫌になりたくないのに、嫌になろうとするなんて冷静に考えると不思議ですよね。人が持つ傷付きたくないと言った防衛本能と許せないといった正義感が「嫌い」と言う感情になって現れてくるのでしょう。
⚫︎あなたの相手に対するその評価、勘違いしていませんか
このブログをご覧いただいているあなたは、「あの人は◯◯だから◯◯だ」と言った評価を体系的にしていませんか?「あの人の会話はうるさく感じる。だから結婚をしても会話が多すぎてしんどくなる。」「あの人は会話が少ない。だから結婚をしてもつまらないはずだ。」と体系的に考えその判断を下すのは一見すると間違えてはなさそうですが、そもそも◯◯だから◯◯といった計算式自体間違えているかも知れません。
相手がたくさん話しをするのは「緊張していて普段の自分らしくなく頑張って接してくれている」と知ればどうなりますか?相手が会話が少ないのは、「恥ずかしくて話しをしたいけど婚活になるとなぜか話しができない」と知ればどうなりますか?
もしかしてあなたが無意識に相手に緊張感を与えていたとするなら、どう思いますか?婚活での出会いは非日常。そこ身を置く方は普段の自分らしさを出せていないこともあります。違和感を感じたとしても、優しい気持ちで接してみると、相手に対する印象を勘違していたり、その方の良い面に触れる事も多くあります。
「あの人は◯◯だ。もしかしたら自分とのコミュニケーションを取るために頑張ってくれてるかもしれない。自分からも頑張って歩み寄ってみよう。」そうすることでお互いにわかり合うようになり自然体になれるかも知れません。
⚫︎相手の嫌なところを許せるようになる方法
先にもご紹介したように、人に対する印象って見方を変えると違ったものになることがあります。相手の嫌なとこも、あるひとつのものを用いることで見え方が変わってくるのです。それがリフレーミングをして相手を見ると言う方法。リフレーミングとは思考の枠組みを変えてみるという方法。
歴史上で有名なシェイクスピアも「良いも悪いも本人の考え方次第」という言葉を残しています。有名な話しにある、コップに半分の水が入っているのを見て「半分しか水がない」または「まだ半分も水がある」は喉がカラカラの状態であれば前者になりますが、薬を飲む状態なら後者にあてはまるはずです。
また、靴のセールスマンがアフリカを訪れた際に、その国の人が靴をはいていないのを見て「靴を履かない文化だから靴は売れない」と言った、靴を履かない、フレームに入れるか、「誰も靴を履いてないからたくさん売れる」と言った、靴をまだ履いていない、フレームに入れるかで、そこから先のプロセスと結果に違いが出てきます。
このリフレーミングですが、出会った相手にも枠組みをすることができるのです。
・あの人は引っ込み思案だ→丁寧、まじめにコツコツとできる人
・ノリが軽い→場の雰囲気を明るくしてくれる
・ずうずうしい→堂々としている。積極的な人
・話しをしない寡黙な人→口がかたい、冷静で感情的にならない
このように違ったフレームに入れるとその人の見え方も違ってきますし、相手の方もそんなあなたの人柄に触れ、リラックスして接するようになり、あなたも最初に抱いていた印象とは違っていたことに気付くこともあります。
これは、相手に対してでもなく、自分に対してリフレーミングをすることで受け取り方に違いが出てきます。
・この歳まで結婚できなったことに後悔している→若い頃は人間的にも精神的にも未熟だった。ようやく大人になれて今なら結婚をして幸せになれる。
・結婚相談所で婚活なんて恥ずかしい→身元がしっかりとしていて結婚に対して前向きに人ばかりがいる環境で出会える安心感がある。
ご自身に対して起こる出来事をリフレーミングすることで、ネガティブなこともポジティブに受け捉えることもできるようになります。
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⚫︎仲の良い夫婦の多くは無意識にリフレーミングができている
結婚をして仲の良い夫婦になりたい気持ちは誰にでもあるはずです。仲の良い夫婦に共通する事にるのは、お互いを理解して尊敬している関係性を築けています。はじめにもお伝えしたように、すべての人に長所も短所もあります。短所の部分をどう捉えるかです。
・おっちょこちょいだけど、毎日家族のために家事も頑張ってくれている。
・片付けができてなくて散らかっている事が多いけど、子育てに仕事と毎日忙しくしながらも、いつも機嫌良く接してくれている
・マイペースな人だけど、何があっても穏やかでいてくれている
・怒りっぽい人でよく喧嘩をするけど、私の些細な気持ちの変化を感じ取ってくれている。
・普段は寡黙だけど何かあった時にとても頼りになる。
など、お互いに「◯◯だけど◯◯」と言うようにポジティブな言葉で締めくくっています。このように短所といったネガティブな事に対するリフレーミングができていると、短所な面が長所をカバーしていると感じれたり、相手のここが短所に思うことが実はその人の長所だったと気付くことだってあります。
仲の良い夫婦にある、なかなか言葉で伝えることがない、感謝や尊敬の気持ちのセルフトークが思いやりの気持ちを持って接してます。側から見ていて仲のよい夫婦にはそのような雰囲気が滲み出ています。
⚫︎まとめ
人に対する印象ってその印象の捉え方ひとつで違うものになります。結婚相談所の出会いでリフレーミングを用いることで交際のシーンの過ごし方も違ったものになるはずです。リフレーミングをする事で勘違いによるご縁の取りこぼしも防げます。自分の中にある婚活に対する不安や心配、そこからくる恐怖心と警戒心の鎧も剥がれ落ちるはずです。そうなれば、もっともっと楽に婚活ができますよ。
リフレーミングがあなたを幸せにすると言っても過言ではありません。このブログをご覧頂いた皆さまに素敵なご縁のチャンスをゲットできますように^ ^
結婚相談所セルマン代表の中西です。婚活サポートから得たフィードバックを基に独自の目線でブログを書いています。このブログをご覧頂いた方が、これから訪れる出会いのシーンで役立ってもらえたら嬉しいです。